縦書のイメージファイルを作成する ― 2012/07/11 00:00:00

現時点ではまだまだ怪しい Chromium (WebKit) の縦書表示の印刷も、Virtual Image Printer Driver を使えば問題無く行えるのですが、いつの間にか配布ファイルが消えてますし、ダウンロードしてあっても 32bit 版のみなので、64bit 版 Windows では動きません (仮想 PC 上で動かすという手もありますが、32bit Windows のライセンスを用意するか、Windows 7 Professional を用意するかしないといけないので面倒です)
CubePDF に、イメージ出力機能が付いていますが、実のところ、正常に印刷できない例が多すぎて、使い物にならないことが多々あります
手間は掛りますが、一度、CubePDF 以外で PDF に出力して、それを CubePDF で印刷してイメージにするという手順だと上手く行くことが多いのですが、その為には、正確に作成された PDF ファイルが必要です
さすが、まだまだ実装が怪しいだけのことは有り、Chromium の縦書表示を正常に PDF に変換できるエンジンは多くないようです
本家 Adobe Acrobat X なら多分大丈夫なんでしょうけれど、手持のソフトだと多くの物がアウト……
いきなり PDF 系は、アンテナハウスのエンジンは 1バイトアルファベットが上手く処理出来ず、エンジンが変更になった最新版の方は、“コレ商用エンジンなのか?” と言うくらい酷い結果を出力します (どこのエンジンなのかは、知りません)
何とか、JUST PDF2 で正常に出力できましたが、商用エンジンですら正常に出力できる物が極めて少ないと言う結果は中々厳しいものがありますねぇ…… (無料の物は、GhostScript を使っているので、再現度が低い物が多い)
PDF が上手く出力できても、CubePDF で正常にイメージか出来るかどうかは、また別の話なのですが、幸いこのパターンだと問題が無いようで、上手くイメージが出力できました
読書ビュアが、縦書 HTML (ルビ付) を表示できれば問題ないのでしょうけれど、この辺りは望みが薄いですからねぇ…… (IE だと独自拡張を行っていたのと Windows に特化しているので難なく表示しますが、その他は一番実装の進んでいる WebKit ですら現時点では酷い実装です)
【余談】掲載画像は、芥川龍之介 の 『歯車』 の一部です。xhtml 版の img になっている部分を全て文字に置換え、怪しい CSS 表記を加えた後 UTF-8 で保存したカスタム版ですが、JIS第4水準まで (要は全部) 含んだフォントを使わないと正常に表示できません。
コメント
トラックバック
このエントリのトラックバックURL: http://asg.asablo.jp/blog/2012/07/11/6507084/tb
※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。
コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。
※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。