スカパー! の顧客システム障害まだ続いてるのか…… / HPCG / 軌跡シリーズの楽曲キャンペーン最終日 ― 2014/06/29 15:00:00
スカパー! の顧客システム障害で個人情報が漏洩したりとかで、発生は 27日なのにまだ回復してない所を見ると、ソースコードのチェックを行ってるのではないかと……
この関係で、解約やサービス内容の変更なども一切行えず、復旧次第 6月末扱いで処理するそうですが、一日あたりの処理件数が約1万件も有るそうなので、復旧後暫く混雑しそうなのと、急いで復旧したシステムに、別の欠陥が紛れ込まないかが心配ですね
スパコン TOP 500 で使用されている LINPACK ベンチマークは、現在の実アプリケーションとの乖離がひどすぎるので、将来を見据えて、実際のアプリケーションよりも厳しい条件の HPCG ベンチマークの結果の両方が公開されるようになる予定らしいです
実際のアプリケーションは、LINPACK ベンチマークと HPCG ベンチマークの間のどこかになるそうですが、スパコンの場合、専用のカスタムアプリケーションを使うので、重度のチューニングをしなくても性能が出る指針である、HPCG ベンチマークの中の実行効率の高さは無視できない模様
京は、実行効率を上げるチューニングがされていることは、技術者の間では割と有名な話ですが、この結果 HPCG ベンチマークだと、高い数値が出るようです
もっとも、新しいベンチマークが出てくると、それに合わせたチューニングが行われるようになるので、実アプリケーションでの実行効率と一致することはありえないのですが……
GPGPU や Xeon Phi で性能を上げている場合、HPCG ベンチマークでは実行効率が著しく低く出ますが、実際に使用する場合、GPGPU や Xeon Phi との通信を抑さえるようにデータフローを調整するので、実行効率が高くなると、京みたいな普通のマルチプロセッサ構成に比べると、著しく高い演算性能を発揮できますし、地球シミュレータ (殆どの部分がベクタプロセッサで構成されている) みたいな、特殊用途に向けたコンピュータは、LINPACK ベンチマークや HPCG ベンチマークの数値が殆ど意味を持たなかったりするので、ベンチマーク競争は割と不毛なんですけどね
実際の利用コストあたりの用途別の性能なんかも公表して欲しい気はします
京なんかは、一般的な演算性能は高いけれど、利用コストも高いですしねぇ……
理想的な構成は、性能がほどほどに高くて、利用コストが低めなコンピュータでしょう
予算が潤沢でない学術研究者が利用できないと、基礎研究が進みませんからね
「空の軌跡」 から始まった軌跡シリーズ 10周年記念で、10のヴォーカル楽曲と2のアルバムが本日29日まで格安配信中です
【おまけ】
何に使えるのか少々謎な素材を掲載
このエントリに掲載している 「400×400pix. の png image」は、非商用利用と、同人誌・同人ソフトだけに使っても構わない素材です (無保証)
※ 以下の用途での利用は禁止させていただきます
■ 単発イラストを描いてくださる方を募集中
【注】 有償ですが薄謝です
コメント
トラックバック
このエントリのトラックバックURL: http://asg.asablo.jp/blog/2014/06/29/7369764/tb
※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。
コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。
※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。