Boogie Board SYNC9.7 / Intel と IoT / Ubuntu と言うか Linux や FreeBSD を無線ルータ化するメモ2014/04/22 16:00:00

Boogie Board SYNC9.7 (BB-6)

キングジムBoogie Board SYNC9.7 を 5/2 より販売開始 (税別 16,000円)

販売するくらいの需要はあると見込んでかな

 

電池持たないし、一般人へのアピールは難しそうだから、業務用がメインかなぁ……

# 一般人は、Android タブレットのペン入力が高性能化する方が嬉しいと思う

 


個人的に、IntelIoT 戦略はかなり厳しい気がします

一番の理由は、従来の組み込み分野の人達が使うSoC コアの偏りによる、ノウハウライブラリの蓄積と、(値段などを含めた) 入手性

 

この分野は、超小型だと PIC が強く、少し大規模になると MIPS とか ARM (しかも、ARMv5 とかが平気で使用される) の組込用 SoC が大量に存在 (しかも、安いのは個人購入も容易)

ついでに、この分野は必要十分な性能を低電力で安くが基本なので、Intel Quark は高い気がする (Pentium ベースなので、無駄な回路が多いのが原因)

# PIC とか安いのは、開発中にぶっ壊しても余り痛くないのが最大の利点 (Intel Quark は高い)

 

 

Intel Quark と競合するのは、それなりに性能の高い用途に使われる分野のみだと思われるのですが、組込で高い性能とか言い出すと、“車載用とか?” という気もしますが、そちらだと今度は従来の用途だとルネサスの SoC と ARM が圧倒的に強く今更入り込む余地はなく、新しく掘り起こそうとしている用途だと最低限 新 Atom クラスの性能が必要で、Quark は必要とされておらず……

テレビに組込のは既に ARM が独占してる感じだし (と言うよりも、デジタルテレビだから、SoC が必須で、SoC を追加するよりは、必須な SoC を強化した方が早くて安い)、デジタルカメラは各社の自社 SoC で、殆どが ARM ……

電子レンジとか、冷蔵庫とかだと、普通に ARM とか MIPS とか使ってるし…… (中身の管理が云々とか言い出すと、処理が急激に重たくなるので、Quark は対象外)

スマートフォン家電を始めとするデバイスの制御が例に上がってるけど、その分野に Quark の性能は不要だと思うし…… (面倒くさい処理はスマートフォン側のアプリに丸投げして、組込 SoC 側は基本をハードコーディングして、上で軽いマクロを走らせるので十分なんじゃぁ……)

何かセキュリティが云々の所でけむにまこうとしてるけど、ガソリンスタンドとか POS って、Windows Embedded で動いてるから、あれって Intel Core 系ですよね?

原発なんかは何を使ってるのか知りませんが、乗っ取られたら困りますし、放射線耐性なんかもないといけないので、特注品な上に非公開ですし……

あれ? どの分野に適用すれば、開発者やユーザが喜ぶんだろう?

 

IoT が薄く広く利益を出すのは理解できますが、Quark を採用して嬉しい理由が私が思いつく範囲ではどこにもないのですが……

そもそも、HTML5CSSJavaScript を動かすとか、Java を動かすとかその辺りは、ARM でも MIPS でも既存ミドルウェアや蓄積されたライブラリは存在するので、IA32 である必要は全く無かったりするどころか、使い慣れてない IA32 (というよりも新コア?) の方が不安なんじゃ…… (この手の分野は、放置されることも多いので、安定運用実績というのが重い)

 

ああ、改めて考えれば、Intel が焦るのも当然なのか

うかうかしている間に、スマートフォンタブレットARM が独占してしまって、IoT が盛り上がってきたものの入り込む余地が殆ど無くなってるんだから (Quark に特に新しいところが有るわけでもなく、新しく出てきた省電力 SoC の一つに過ぎない訳で……)

nVIDIAスマートフォンタブレット分野での普及が上手くいかないから、高性能な車載用へ舵を切ってしまって本気で取りに行ってるけど、あれはあれで正解かなぁ、何しろ競合 SoC が少ないし

 

Intelアナログに弱いというのを時々見ますが、それが如実に出てきてるのかも

IoT って、アナログを相手にしなきゃいけない分野多そうですし

 


Ubuntu と言うか LinuxFreeBSD無線ルータ化するメモ

意外と単純なような、厄介そうな……

実際に実機で試してみないと何とも言えませんねぇ……

 

今度 Ubuntu 12.04LTS 日本語 Remix インストールした時に試してみよう