スタートメニュー復活へ (Windows 8.1 Update2 ?) / Windows 9 の OEM/ODM 限定一部無償化 / DirectX 12 / キッズ? スマホ・タブレット (販売: トイザらス) ― 2014/04/04 00:00:00
「Windows 8.1 ユーザ全てに、将来のアップデートで、スタートメニューを復活」 と 「9” 未満のディスプレイの スマートフォン・タブレットの OEM/ODM 向に Windows を無償提供」 との事
ポイントは、「OEM/ODM 向で、9”未満・Office 365 の 1年間サブスクリプション付」という事
9”以上のタブレットと、ノート PC、デスクトップ PC は従来通り有償なので、スマートフォン・タブレット分野への普及促進策でしょう
現在この分野は、尖った製品を出している一部メーカ以外は Surface のせいで商売になっておらず、今更ながらの方法を取ったとも言えますが、タブレット分野で Windows って、メモリ周りの対策は Windows 8.1 Update 1 の時点で行われたみたいですが、iOS や Android に比べ OS が使用するストレージの容量が多く、動作も少し重めなので、Windows 8.1 なら従来アプリが動くことと、スワップ周りが堅牢でメモリが逼迫した時のアプリの安定性が高い事以外は、然程の優位性がないのですよね……
後、Office 365 サブスクリプションを使いはじめると、結局使い続ける人が多数出ると思われるので、そちらで確実にキャッシュを回収という流れも見えます
でもそれなら、Office 365 のサブスクリプション契約を必須にして、Windows Home は無償提供とかやった方が話題や効果は大きくなった気もしますが、やるとしたら Windows 9 発売時期じゃないと買い控えが起きるので、なかなか難しいというか…… (Apple は、ハードウェアと Mac OS X を纏めて製品として販売を行っているので思い切ったことが出来る : 古いハードの切り捨てとか、API の切り捨てとか、OS 無償化とか)
# サブスクリプション契約を必須にするとライセンス切れで OS も使えなくなるのが少々怖かったりもしますが
後、DirectX 12 のデモでは、“Forza Motorsport 5” を Windows PC 上で動作させているのですが、パートナーが nVIDIA GeForce なのがポイントかもしれません
Xbox One の APU は AMD 製、Windows Phone の SoC GPU は固定化されていないけれど主に PowerVR 辺りなので、それぞれのプラットフォームで別の GPU ベンダと手を組んでバランスをとっているのが分かります
一番の理由は、Windows PC の場合、AMD が Mantle を推進したりしたので、対向するための DirectX 12 では nVIDIA GeForce なのでしょうけれど……
“トイザらス” (含 オンラインストア) で、キッズ用スマートフォン・タブレット が販売されるそうです
- ペアレンタルコントロールを標準搭載
- Google Play 対応
と、基本的な所を押さえてあるのがポイント
PolaSma
- ブランド : ポラロイド
- 通信 : 3G (WCDMA・デュアルスロット・SIM Free) / Wi-Fi
- 対応バンド : 2100/800MHz (日本では MVNO 含む docomo 回線以外での利用は難しい)
- SoC : MTK6582 (1.3GHz/クアドコア)
- パネル : 5”/ 960×540pix. (ジャパンディスプレイ製 IPS / 5点マルチタッチ)
- カメラ : Out 8.0M / In 2.0M
- ストレージ : 4GB
- メモリ : 1GB
- microSD : Ready (○)
- OS : Android 4.2.2
- ¥27,999- (税抜)
Kurio 4S
- ブランド : KD INTERACTIVE
- 通信 : Wi-Fi
- CPU : デュアルコア
- パネル : 3.97”/ 800×480pix.
- カメラ : Out 2.1M / In 0.3M
- microSD : Ready (○)
- OS : Android 4.2.2
- ¥11,999- (税抜)
Kurio 7S
- ブランド : KD INTERACTIVE
- 通信 : Wi-Fi
- CPU : デュアルコア
- パネル : 7”/ 1,024×600pix.
- カメラ : Out 2.1M / In 0.3M
- microSD : Ready (○)
- OS : Android 4.2.2
- ¥27,999- (税抜)
注目したいのが PolaSma
割と普通に使えるスペックなのが分かります
ですが、microSD 非対応とは言え、イオンで販売される Nexus 4 は ¥34,080- (税別)
正直な所、どちらか選べと言われたら、Nexus 4 の方が良いです
そう、少し前のハイスペック型落ち品と比べると、特に安いと言う訳でもないのです
やはり、「このくらいならと妥協できて、安い」と感じるレベルはもう少し安くないと駄目っぽい気がします
- 端末サポートが日本全国で普通に受けられる (全国チェーン店と提携する必要有)
- デュアルコア 1GHz 以上
- 通信 : 3G 出来れば 4G (LTE) + Wi-Fi
- パネル : 4”程度以上 / 800×480pix. が最低ライン (TN 可)
- OS : Android 4.2 以上 (今の新製品で Android 4.1 以下は困る)
- ストレージ : 4GB が最低ライン
- microSD : 有った方がいい (無い場合、ストレージが 8GB 以上無いと厳しい)
- カメラ : Out 2.0M 以上/ In 無くても可
- Google 日本語入力辺りは標準で入れておいたほうがいいかも
- 安っぽい外観でも構わない代わりに、頑丈さは必須 (出来れば生活防水)
- 値段 : 税抜 2万円未満
こんな感じかなぁ……
バンドルアプリ無しとか、機能重視の素っ気ないアプリとか、多少の謝礼で Google Play で配布されている既存のアプリをバンドルするとかに限れば無理ではない価格だとは思います (但し薄利)
ハードウェアは海外のワールドワイドモデル (ミドルレンジ) そのままに、OS だけ日本仕様に入替ると言う方法でも安く出来そうですし…… (但し、ワールドワイドモデルは、日本で求められる頑丈さをクリアしてないことが有る)
で、と、子供向というのを考えると、ゲーム機と違って、製品寿命が短いというのを考えると悩ましい製品だと思います
Nintendo 3DS 辺りの頑丈さと、プラットフォームとしての製品寿命と比べると、「どうなんだろう……?」 と言う感じ
いずれ、スマートフォンやタブレットもミドルクラスの成長が止まるとは思いますが、最近鈍化してきたとはいえまだ暫くは進化しそうで、個人的には今の 2倍位の性能にはなると思います (GPGPU のパワーを含む)
# GPGPU は使える状況が限られているので、総合力を上げる時の貢献度は今ひとつだと思います (複雑過ぎない演算なら固定回路の方が省電力というのもあります)
スマートフォンは、OS ができるだけ最新でないと、セキュリティが心配なので、中古はどうかと思いますが、Wi-Fi タブレットはもっと妥協しても構わないような気もしますし…… (キッズ用なら、実売 1万円くらいのタブレットをベースにしても問題無いと思う)
ただ、余りに小さな頃から、液晶画面を眺めていると、目の発育には良くないみたいなので、与える時期も考えたほうが良いのかも (最低でも 5歳位から?)
で、海外がどうかは知りませんが、日本では携帯電話やスマートフォンを過剰に与えない結果、適度な扱い方を覚えること無く、いざ手にすると問題が多発というのが現状なので、少し前までの PC 教育同様、タブレットやスマートフォンの教育もきちんとしていかないといけないのだとは思います (きちんと教育できる、教師役になれる人が大変少ないのが最大の難点)
何事もバランスなのでしょう
# とは言え、PC 教育も、IE と MS Office の使い方を教えてるだけとかの、ダメな例が多いのですが……
ただ、PC も、Windows 辺りからは、創作色が薄くなり消費色が強くなっているのですが、タブレットやスマートフォンになると、創作色は殆ど無く消費色一辺倒なので、次世代のソフトウェアを作る人材はどうなるんだろうという問題がますます大きくなるわけですが……
実際、消費色が恐ろしく強い Mac OS X のプログラマの育たなさを見ると、非常に不安になります
iOS 用のプログラムを書く人が増えても、Msc OS X のプログラマが増えない辺りにも病んだものを感じます
iOS も、アプリの維持費にかかる値段が高いのに、有名な一部アプリばかりが注目されるので、一般プログラマは減る傾向にあるそうですし…… (世界的にも盛り上がっていない、PlayStation Mobile に同内容のゲームアプリを公開すると、注目されるというのも、かなり問題だと思う)
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